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「Japan is Back」の熱気
2026年7月1日から3日にかけて、京都で開催されたIVS2026にAdjustメンバーも参加しました。今年のテーマは**「Japan is Back」**。会場はみやこめっせ、ロームシアター京都、ホテルオークラ京都を中心に展開され、スタートアップ、投資家、大企業、クリエイター、そして国内外のイノベーション関係者が集う3日間となりました。IVSは2007年に始まった国内最大級のスタートアップカンファレンスで、2026年は13,000人超の参加登録が発表されています。
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今回のIVSで特に印象的だったのは、単なるピッチイベントやネットワーキングの場にとどまらず、AI、ディープテック、グローバル展開、資本市場、エンターテインメント、国家戦略といったテーマが、より実装フェーズの議論として語られていたことです。まさに「日本から次の産業をどう生み出すか」を、会場全体で問い直すような熱量がありました。
セッションから見えた3つの潮流
1. ディープテックの社会実装
今年のIVSでは、研究成果をどのように事業化し、世界市場へ展開していくかという議論が数多く行われました。大学発スタートアップや最先端技術をテーマにしたセッションでは、「優れた研究」だけでなく、それを支える資金、人材、経営体制まで含めたエコシステムづくりの重要性が語られていました。
2. AIは"機能"から"事業基盤"へ
生成AIやAIエージェントは、もはや単なる業務効率化ツールではありません。プロダクト開発、マーケティング、顧客体験そのものを変革する基盤として、多くの企業が活用フェーズへ移行していることを実感しました。
アプリ業界でも、AIを活用したクリエイティブ制作、広告運用、LTV予測、ユーザーエンゲージメント最適化など、マーケティングの在り方そのものが変化しています。
3. 日本発スタートアップのグローバル挑戦
IPOだけをゴールとするのではなく、「世界市場で勝てる企業をどう育てるか」という議論も印象的でした。資本政策、海外展開、IP戦略など、日本企業がグローバルで競争力を持つための課題と可能性が、多くのセッションで共有されていました。
LAUNCHPAD:宇宙建築スタートアップが優勝
IVSを象徴するプログラムのひとつが、スタートアップの登竜門として知られるIVS LAUNCHPADです。2026年のLAUNCHPADは7月3日に開催され、500社以上の応募の中から選ばれた15社のファイナリストが登壇しました。応募の約20%は海外スタートアップだったことも発表されており、IVSが日本国内に閉じないグローバルなピッチプラットフォームへ進化していることがうかがえます。
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今年の1位に輝いたのは、Space Quartersです。同社は宇宙建築に取り組むスタートアップで、ロボットシステム「DAIQ」を通じて、ロケットサイズを超える宇宙構造物の建設という課題に挑んでいます。2位はAkari Hosho、3位はMUSE、4位はinprog、5位はZetaX、そしてオーディエンス賞はTAIANが受賞しました。
LAUNCHPADを通じて見えたのは、スタートアップのテーマがSaaSから宇宙、ロボティクス、AI、リアル産業、ウェルビーイングなど、より広範な領域へ広がっていることです。一方で、どのスタートアップにも共通していたのは、明確な課題設定と、短時間で市場性・技術性・チームの強みを伝える力でした。6分間のピッチに凝縮された各社の挑戦は、日本のスタートアップエコシステムの厚みを感じさせるものでした。
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Shipaton:世界中の開発者が集うアプリハッカソン
今年のIVSでは、RevenueCatが主催する世界最大級のモバイルアプリハッカソンShipatonも大きな注目を集めていました。ブースでは、ハッカソンの概要や参加方法が紹介され、多くの開発者や起業家がその場で応募していました。
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Shipatonの特徴は、アイデアを競うだけではなく、新しいiOS・Androidアプリを開発し、実際にApp StoreやGoogle Playで公開し、マネタイズまでを目指す点にあります。優秀な参加者には賞金に加え、投資家との接点やグローバルな舞台で発表する機会も用意されており、アプリ開発者が世界へ挑戦するためのプラットフォームとなっています。
セッションでは、「作ること」だけでなく「ユーザーへ届けること」の重要性が語られ、AIによって開発スピードが加速する今だからこそ、素早くプロダクトを世に出し、ユーザーの反応をもとに改善を続ける姿勢の大切さが紹介されていました。アプリ市場の成長を支える開発者コミュニティの存在を改めて実感する機会となりました。
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ブースエリア:偶然の出会いが、具体的な商談へ
IVS2026ではセッションだけでなく、ブースエリアも大きな見どころのひとつでした。公式プログラムであるIVS Startup Marketでは、3日間で合計340社のスタートアップが出展し、1日あたり約100社が入れ替わりで展示を行う形式が採用されています。単なるサービス紹介ではなく、事業提携、資金調達、採用、顧客開拓につながる具体的な対話の場として設計されている点も特徴です。
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Official Side Event 1:7月1日「アプリNight」
IVSの魅力は、メイン会場だけではありません。IVSでは、参加者が会期中や前後に開催するサイドイベントもエコシステムの重要な一部となっています。
7月1日の夜には、Adjust、Moloco、Braze、RevenueCat、Stract、YaahaでOfficial Side Event、「アプリナイト @ IVS 2026」を開催しました。このイベントは、アプリ事業に関わる人たち、スタートアップ、投資家が肩の力を抜いてつながれる場で、アプリビジネスの実務に直結する話題が自然に生まれました。IVS本編では話しきれない具体的な課題や、普段はなかなか交わらない職種・企業同士の出会いが生まれたことも、このイベントの大きな価値だったと感じています。同じ課題に向き合う人同士がリアルに会い、経験を共有する場が必要です。アプリナイトは、そうしたコミュニティづくりの第一歩となるイベントになりました。
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Official Side Event 2:7月2日「ポーカー交流会」
7月2日には、AdjustとRevenueCatがスポンサーのもうひとつのOfficial Side Event、起業家・投資家向けのポーカー交流会を開催しました。
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このイベントの特徴は、通常のネットワーキングとは異なり、ポーカーという共通体験を通じて、自然な会話が生まれる設計にしたことです。テーブルを囲むことで、肩書きや会社名から入るのではなく、判断、駆け引き、会話の流れから相手の考え方が見えてきます。
スタートアップにおいても、投資においても、限られた情報の中で意思決定する力は欠かせません。ポーカーは、その意味で起業家や投資家にとって非常に相性のよいコミュニケーションの場です。真剣勝負の空気がありながらも、事業の壁打ち、資金調達、採用、海外展開、アプリグロースなど、さまざまなテーマについてカジュアルに話せる時間となりました。
IVS2026で感じた、アプリビジネスのこれから
AIの進化によりプロダクト開発のスピードは上がり、グローバル展開のハードルも下がりつつあります。一方で、競争が激しくなるほど、ユーザーを正しく理解し、投資対効果を見極め、継続的な成長につなげる仕組みが必要になります。
そのためには、正確な計測、信頼できるデータ、プライバシーに配慮したマーケティング、そしてパートナーとの連携が欠かせません。Adjustはこれからも、アプリ事業者の皆さまがより確かなデータに基づいて成長戦略を描けるよう、計測・分析・最適化の面から支援していきます。
IVS2026で出会った皆さま、アプリナイトやポーカー交流会に参加いただいた皆さま、ありがとうございました。京都で生まれた会話やつながりを、次の事業成長へとつなげていけることを楽しみにしています。
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